活動報告

「次世代×記憶の継承」シンポジウムを開催いたしました。

 2024年3月23日、「次世代×記憶の継承」をテーマにしたシンポジウムを本学食農学類研究棟みらいホールで開催し、現地・オンラインのハイブリッド形式で約80名が全国から参加頂きました。

 第一部では広島の原爆投下、阪神・淡路大震災、震災・福島第一原発事故それぞれの「記憶の継承」活動について紹介し、本学の授業科目「むらの大学」で行われた被災地域(川内村・大熊町・南相馬市小高区)でのフィールドワークやインタビュー・アーカイブ活動についても発表いたしました。

 第二部は、広島・神戸・福島で活動を行う高校生・大学生らによるパネルディスカッションを実施し、「記憶の継承」活動におけるそれぞれが抱える課題や今後の活動への思いなどを共有し、互いの活動への理解を深めました。

 参加者からは、「若い人たちがそれぞれの地域の事象を継承するために思いを持って活動をしていることがわかってうれしくなった」という声がある一方、「若い人たちに語らせるばかりでなく、私達大人も何を語り・伝えるべきなのかをしっかり考えなければならないと改めて思わされました」といった感想を頂きました。