• ホーム
  • お知らせ
  • 「高等学校の探究学習の指導に関するアンケート」調査結果がまとまりました
活動報告

「高等学校の探究学習の指導に関するアンケート」調査結果がまとまりました

2022年度から「総合的な探究の時間」(探究学習)が高校の必修科目となりました。探究学習は、生徒自身が課題を設定し、その課題に基づいて探究的な学習を行うという、従来の他科目とは異なる形式であり、教育現場では指導上の様々な課題や困りごとが発生している可能性があります。

福島大学「地域×データ」実践教育推進室では、探究学習の現状と課題を把握するために2023年9月14日~10月12日にかけて福島県内の国立・県立・私立高等学校(課程)の教員を対象に「高等学校の探究学習の指導に関するアンケート」を実施しました。

その結果、回答した教員の55.6%が「探究方法の指導(問いの立て方、仮説の設定、まとめ方等)」に指導上の課題を感じていることが分かりました。
特に「教師の働きかけと生徒の自主性の折り合いをどうつけるか」、「探究活動を行う主体は生徒であるので、支援やサポートは十分に行うが、あまり協力しすぎて誰の探究活動かわからない状態になってしまう」といった回答が見られ、「探究学習」独自のスタイルに多くの教員が苦慮していることがうかがえました。

本調査結果をふまえ「地域×データ」実践教育推進室では今後、探究学習に関する解説動画の作成・配信など県内高校の探究学習支援の充実を進めていく予定です。

なお、調査結果の詳細につきましては、PDFをご覧ください。

高等学校の探究学習の指導に関するアンケート 集計結果